

私たち人類は、誰に教えられたわけでもなく「歩く」という動作を自然と身につけています。
1歳前後の子どもでも可能な、この「歩く」という動作がままならない方が最近では急増し 日常生活においても痛みのため、家の中でさえ歩くことが困難であったり、 立ったり座ったりがつらい、階段の昇り降りがつらい、という方が多いのも現代社会の大きな問題です。
ここ数年、ウォーキングやトレッキング、マラソンがブームの中、 足(脚)腰の痛みなどが皆無で楽しめている方が果たしてどれくらい存在しているでしょう?
実際には多くの方が何らかの故障をもち、ケアをしながら続けているのが現状です。
スポーツを愛する方にとって身体の故障が原因で100%の実力が発揮できなかったり、 最悪の場合、そのスポーツを断念することにもなりかねないのは非常につらいことです。
日本の国民的スポーツのひとつである野球を例にあげると、ピッチャーが「肩を壊す」場合、 足のアーチが低下し、肘の位置が下がり、肩を正常に使うことが不可能となって 「肩を壊す」という現象が起こる場合があります。
また、外反母趾が原因で、 数十年偏頭痛に悩まされている方も少なくありません。
ほかにも、靴のヒモをしっかり締めただけで、 今まで開くことができなかった股関節が開くようになったケースもあります。
このように足から体幹への影響は確実にあるのです。
インソールの知識や技術を磨くことも大切ですが、 そのインソールを入れる器である靴のことも研究していく必要は絶対であり、 インソールと靴が50%ずつと考えなければいけません。
ジャパン・インソール・ラボ